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 アンリ・バルダのリサイタル 

一部でひそかに話題になっていた、アンリ・バルダさんのリサイタルに行ってきました。

なーるほど!
この人でなくては!という魅力と、「幻の巨匠」と称される所以とに。

最初のモーツァルト(ロンドイ短調)は、
まずは端正な演奏、心地よいモーツァルト、音は綺麗だな、迷ったけど来てよかったと、昼間の疲れが出たか一瞬意識が遠のきつつ聴いて、

次のベートーヴェン(ソナタ28番)は(この曲、暗譜大変なんですよね・・・)、
バルダさん、あちこち、お散歩されてたような?・・・で、ちょっとヒヤヒヤしてしまったのですが、
そこここに、ハッとするような、色々な「美の瞬間」が聴こえてきていました。

さて休憩後はショパン。
バラード2,3番とソナタ2番「葬送」。

「稀代のショパン弾き」とのコピーにたがわず、やはり後半はガッツリ聴き応えアリ!でした。

バルダさんの美点については、(今日も会場でお見かけしましたが)ピアニストの青柳いづみこさんの「メルド日記」にあますところなく記されています。

そうそう、「浮遊感」です。バルダさんのピアノで真っ先に「おや」と思ったのは。
ワルツとかマズルカで、音符が踊るようなのですね。

この浮遊感は、チッコリーニさんのピアノとは違う。

しかし、バルダさんは、非常に人間臭いというのでしょうか、
「美」を作り出したと思った瞬間、なんでもないところをポロっとミスしたり、
いえいえ、聴く限り、相当のテクニシャンなんです。
手首が柔らかく、ペダルワークも細かいこと!

・・・だから面白いですねぇ・・・

私としては、バラード3番に入ってからと、ソナタの2番、アンコールの3曲で今日は満足です。

もっと言えば、アンコールの3曲だけでも行って良かったというもの。

そんな魅力をたっぷり味わい、しかしほとんどリサイタルをしない、というバルダさんの
ステージでの様子を、今日のほんの2時間ですが見ていて、
チッコリーニさんに感じる、あの完全に「持っていかれる」感じのステージでのオーラは
バルダさんには感じなかったのでした。

多分それは、良い悪いではなく、個々の歩んできた道筋や環境によるものかもしれません。

それから、チッコリーニさんは、低音がもっとガツンときますね。
伽藍のようですもんね。

そのことも、上に書いた青柳いづみこさんの記述で、バルダさんがバレエ公演のピアニスト(役者と同等にステージ上で演奏して、演技もする!)を長く努めていたというのを知って、合点がいったような気がしましたし、あの「浮遊感」の正体こそ、「踊れるピアノ」だからだ、と改めて頷いた次第です。

というわけで、チッコリーニさんのピアノとは、全く違った美の作り手、バルダさんのピアノを味わいました。

バルダさん、12/18は紀尾井ホールでリサイタルがあるそうですので、百聞は一見にしかず、です。

でも、チッコリーニさんのライブが聴きたい・・・3はーと








2008/12/13 | 00:22
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